こんにちは!そんべんです(^ω^)
歴史セラピーやってますが、昼間は普通に働いてます笑!
貿易の仕事で今は輸入部門で働いてます(#^.^#)
歴史全く関係ない!
ということで、私のお仕事つながりで貿易絡みのこの方をご紹介します
第35人目 大浦慶
一体どんなひとなんでしょうか?
大浦慶の人生とは?
1828年 誕生
お家は文禄(1592-96)から250年続く長崎油屋
1845年17歳 天草庄屋の息子をお婿さんにもらう
油屋総代の地位にあったお慶の家
経営がやばくなってきた
経営の立て直しをしなければ!!!!!!
でもお婿さんは商才がほぼ皆無
そんなお婿さんいらーん!ってことで100両の手切れ金で縁ガチョーン
他の文献にはたった一夜で離縁したとも…
そこから独身を貫きます。
1853年 26歳 浦賀にペリーの乗る黒船がやってきます
これを見て
これからの時代は海外との貿易だっ
\\\٩( ‘ω’ )و ////
ということで出島にいるオランダ商人 テキストルンに
お願いお願い!!!
目をウルウルさせたか分かりませんが、掛け合ってもらいます。
🧡(⁰▿⁰)🧡(⁰▿⁰)🧡
Σ(‘◉⌓◉’)
肥前の嬉野茶のサンプルをとりあえず送ります!
- イギリス
- アメリカ
- アラビア…
お茶って緑茶のイメージですよね?🍵
抹茶とかも緑だしなんか海外で人気出そうなのGreen Teaじゃないですか
(≧∀≦)💚
私もお茶大好きですけど!
でもここでは九州一円で飲まれてる釜炒りの黒茶
しかもこのお茶、外国の人が好きかどうかわかんない状態です。
レスポンスあるかなドキドキドキドキ💓
お茶の輸出成功とアヘン戦争
少し話は戻りますが
1842年 アヘン戦争(イギリスVS中国)で中国は負けて、内乱が続く…茶葉の生産量は減る⤵︎
中国では生糸や茶葉がメインの輸出商品です
実は4年ほど前に
お慶は大きな箱に身を潜め上海に密航してたとのこと📦
これ見つかれば磔(はりつけ)獄門のヤバイ罪です
もし事実なら彼女は命がけで中国のマーケット見てたのかもしれません
JETROも真似できないような市場調査😵
3年後 イギリスのバイヤー オールトが長崎へ
そして彼女が送った茶の見本をもって
12万斤:重量72㌧分プリーズ!
という大口オファーが
お慶、びっくりでも嬉しい
(((o(゚▽゚)o)))♡
でもそんな72㌧もないっつーの
頑張って1万斤:6㌧集めて残りは2年の納期でなんとかしてちょ…(ノД`)
当時の日本の輸出商品といえば銅と海産物がメイン
茶が輸出商品になるなんて…!
だれも考えてませんでした。
案外なんでも出してみるものですね
彼女は10年で九州一の茶商に
茶を生糸と並ぶ輸出品目にさせます
茶葉の国内生産アップ⤴⤴⤴
お慶さんすごすぎ(≧∀≦)
大浦慶が支えた幕末の志士たち
そんなお慶さんのもとにはこんなメンバーがやってきて、寄宿させサポート
- 坂本龍馬
- 亀山社中のメンバー(亀山社中は坂本龍馬がつくった日本初の株式会社)
- 大隈重信
- 松方正義
- 陸奥宗光
錚々たる面子
・゜゚・:.。..。.:・'(゚▽゚)’・:.。. .。.:・゜゚・
陸奥宗光とは色々、男女の噂があったとのことです!
気になるぞぃ(≧∀≦)
お慶は商人の目線で開国が必要だと感じます
攘夷思想に反対
イギリスの紅茶栽培と3000両の持ち逃げ
しかし彼女の人生に雲が…(u_u)
明治になると黒茶が売れません!
イギリス🇬🇧がインド🇮🇳でアッサム茶栽培に力を入れ成功します
1871年 43歳
タバコ輸出の保証人になり
裏切られ、今までの財産がパーに
オールトからの手付金3000両持ち逃げされる
これは国際事件に
それでも彼女の名声は消えません
1879年 51歳 長崎に立ち寄った前アメリカ大統領グラント将軍に国賓として艦上に招待されます
女性でただ一人彼女だけ招待されます!
1884年 56歳
農商務卿 西郷従道から功労褒賞の伝達が
もう命もわずか…!はよ送ってあげて!
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
そして10日後、死去
関連書籍☆彡
大浦慶から学ぶ生き方
今でこそ個人輸入の仕事が流行ったり、自分でトレード出来て貿易に対してもハードルが昔と比べて高くは無くなってきてますよね!彼女はまだまだ遊びたい年頃なのにもかかわらず、超老舗のお店の立て直しを迫られます。
無茶振りやばすぎです!
女子高生がいきなり250年のお店のリノベーション成功って今なら即ビジネス本になり映画化即なりますね。
マーケティング本もベストセラーになりそう(⁰▿⁰)
しかもこれから日本がどの道に進むか迷う中で、熱い若き改革者たちをサポートした姉御肌
付いて行きたくなりますね(≧∀≦)
こんな女性起業家、彼女を超えるような人材がこれから新たに見れるといいなぁと思います。
ではでは
ちゃおちゃお🐾
参考文献:乙女でたどる日本史/山名美和子/大和書房
ヒロインの日本史/梓沢要/ベスト新書