読んでほしい人
▷アナ雪みたいな姉妹の物語が好き
▷ベトナムに興味がある
▷リベンジに燃える話が好き
徴姉妹
ではどんな姉妹だったのでしょうか?
抵抗の歴史を作った開拓者 徴姉妹
ベトナムは歴史は抵抗から全てが始まります。
BC.111 漢の武帝により侵略され以後1000年に渡り中国により支配されます
漢の武帝といえば、シルクロードの遠征が有名ですが、南方も征服してます
当時のベトナム住民はどんな感じだったのか?
頭に髷をつけ、貫頭衣を着て、刺青をして、歯を黒く染めてます。
※貫頭衣
じゃあ日本はどんな時代だったのか?
日本ではこのころ、卑弥呼様君臨時代でした。
『後漢書』に登場する倭人。つまり当時の日本人にそっくりな生活してたベトナムの人々でした。
ベトナムになんだか親近感がわきますね。
そんな時代に徴 姉妹たちは生きていました。
徴 側 (チュンチャック) 14年生-43年没
徴 弐 (チュンニ )?-43年没
14年 有力者だった父の娘として二人が誕生
双子の姉妹だったという説有りとのことです。
後漢王朝はベトナムの支配を強め、地方では搾取が横行していました。
ついにハノイ 郊外の豪族出身である青年 詩索(ティサック)が抵抗姿勢に乗り出します。
そして徴 側 チュンチャックの夫が 詩索(ティサック)
しかし夫が処刑される…!
この処刑はベトナム民衆に大きなショックを与えます。
徴 側 (チュンチャック)は夫が殺されてたのを見て黙ってる女性ではありません。
後漢に支配された上、悪事も犯し、そして挙げ句のあてに殺されるなんておかしい。絶対おかしい。
徴 側 (チュンチャック)の夫の死をきっかけに後漢支配に対し、この姉妹が立ち上がります。
夫を殺された徴姉妹が反撃
夫を処刑した太守を追放し、
独立国家の支配者として姉 徴 側 (チュンチャック)が即位
二人とも20代半ばだったとのこと。
なんと勇敢なんでしょうか、私なんてゴキブリ見るだけで固まってるのに笑!
姉妹は同志を集めて挙兵。
数十の城を攻めた落とし、太守を締め出す。
この時姉妹は象にまたがり軍を指揮
徴 側( チュンチャック)は独立を宣言しました。
新政権を打ち立て徴王と名乗る
ベトナムは中国から独立を果たします。
しかし翌年、光武帝は大軍を派兵してこれに対抗。
中国が黙って独立を見てる訳もなく、徴軍と漢軍は激しい戦いに。
善戦むなしく、姉妹は漢軍に捕らえられて殺害される。
また徴軍は全滅させられる羽目に。
3年だけの独立。でも独立は独立です
しかも姉妹から生まれたこのパワー。
徴姉妹が見せた抵抗の精神はベトナム人のソウルに火をつけたのです。
徴姉妹は国民的英雄として、語り継がれ旧暦2月の二人の命日はハノイで盛大な祭りが開催されるとのことです。
現在ハノイにはこの姉妹にちなんだストリートもあります。ハノイに行ったら、見てみたいですね
徴姉妹から学ぶ生き方とは?
正義のために戦った夫が殺される。そんな仇を討つため立ち上がった嫁 徴 側 (チュンチャック)。敵はあの巨大帝国の後漢。ほぼ勝ち目が無いのに、許すことが出来ず行動します。
普通なら泣き寝入りして、泣く泣く夫の不幸に悩み苦しんでいたと思います。私が彼女ならまず家に引きこもってますね。でも徴 側 (チュンチャック)は立ち上がり、泣いてる場合じゃない!武器持って戦わなきゃと行動を起こします。
もしも現実的な妹だったら、「お姉ちゃん、諦めなよ!無謀だよ!違う人と再婚して新しい家庭作ったらどう?」と無難に安定したコメントを残すに違いありません。
しかし妹も勇敢で二人でこの仇を討ちに、ベトナム民族の独立を胸に誓います。今みたいに情報もなく、しかも女性の勇者なんて彼女たちは前例など知らなかったんでないかと思います。前例が無いなら、前例になる覚悟だったのかもしれません。
つべこべ言わず前に前に進む姉妹。
最期はやはり大国には勝てず、殺害されてしまいます。多分それも彼女たちは容易に想像出来たと思います。
大国だからと言って怖がらず立ち向かっていったパワフルさと誰よりも男前すぎる姿勢に圧倒です。
ではでは
ちゃおちゃお