今までの普通に悩む全てのカップルへ 背伸びも執着しない生き方

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どうも そんべんです!

「会社員として働いて、適齢期には結婚をして、子供を育てる」

もっと違うカップル像ってないのかな?
「今までの普通」に納得できない、どこか腑に落ちていない人はいませんか?

そんな人に是非お勧めの本が『稼がない男。』

 読んでほしい人
・新しいカップル像
・今までの普通の結婚に疑問
・結婚と稼ぐことのバランスで悩んでる人

目次

1.本の紹介
2.作者紹介
3.本の感想
4.何を得られたのか

1.本の紹介

出版日:平成25年10月16日
発行所:同文館出版株式会社
著者:西園寺マキエ
所要時間:2時間半ほど

2.作者紹介

著者:西園寺マキエ
1965年生まれ、東京都出身。会社員生活を続けた後にフリーライターに。

『稼がない男。』をざっくりと書けば▼

47歳会社勤めが合わない、万年フリーターのヨシオ。必要最低限だけ稼ぎ、手取りで月11万~12万ほどで生活。
どんなに時代や価値観が変わっても自分の哲学に基づいて生きるヨシオ。
そんなヨシオとは結婚という形をとらず、一緒に生活し共に生きてきた西園寺マキエ。
西園寺マキエ側から赤裸々に語った今までの17年。

という世でいう「今までの普通」にとらわれない少し他のカップルにない生き方をしているんですね。

3.本の感想

執着する必要性とは?
カップルと年収の良いバランスとは?
不安定な生き方に「生」を感じる

この『稼がない男。』という本はエッセイで難しいことは書いていないため、スラスラとページをめくってしまいました。
二人の生活に沿った面白いエピソードが盛りだくさん、でも楽しいことばかりじゃなくて
周りから理解してもらえないことや女性としての「今までの普通」に憧れ、葛藤する姿が随所に表現されています。

そんな中で私の心に突き刺さった言葉たち▼

執着する必要性とは?

「人が欲しがる大きな理由の一つは、将来の不安に備えるため。将来、ちゃんと生きていける自信があったら、仕事にもお金にも、それほど執着する必要はないのかもしれない。」

『稼がない男。』より引用

世の中みんな、特に現代日本は大きな不安の塊がはびこっている。年金がもらえるか、大企業で45歳でリストラ、未来の不安定要素が大きすぎる。何か見えないものに毎日びくびくしながら生きているのが今の日本である。
でもそもそも何かが欲しいのはちょっとでもその不安に対して備えたい。ちょっとでも確実な安定したものが欲しい。でもそれは与えられるんじゃなくて、自分でちゃんと生きていこうという意志と覚悟があれば、少々のことは気にかけないだろう。
自分の哲学をもって生きていく覚悟を決めれば、多くのものに執着して囚われることもない。

カップルと年収の良いバランスとは?

「年収が300万以下の夫婦の相思相愛率が約5割、年収800万を超えると約3割に減る。年収600万を超えると個人の幸福度は下がる傾向にある」
『稼がない男。』より引用

お金がないと生活できないじゃない。それに異論はない。しかし年収もあればあるだけいいわけじゃない。
確かに年収300万円の仕事と年収800万円では仕事の大きさや内容は異なるし、キャリアも後者のほうがいいだろう。
でもそれだけの年収を稼ぐにはそれなりに仕事やキャリアに注力しなければならないし、カップルとして過ごす時間が減るのは想像がつく。

仕事と愛情は比べるものでもないかもしれないが、私は極端にどちらも選べないので
ほどほどがちょうどいい。人によってもちろん何が幸せが違うからこそ、カップルでバランスのさじ加減が大切なんだと思う。

不安定な生き方に「生」を感じる

「どこか不安定な生き方のほうが“生きてる”って感じがするんだよ。なんか、負け惜しみみたいだし、そんなこと言ってても仕事がなくて辛いってときは本当にツラいんだけど…でも、私はそういう人間だろうな。」
『稼がない男。』より引用

普通に生活して普通に結婚して普通に子供を産んで普通に…。という誰かが敷いてくれたレールを、一歩ずつ間違えることなく進む人生もいいけど、なんだか自分の人生を生きている感じがしない。
パッとしない平凡な人生と言って自分の人生を守りに入っていく…
もちろんそんな生き方もいいかもしれないけれど、生きているっていう実感は薄くないかな?
私も著者のように不安定なほうが悩んで泣いて、嬉しいこともあって、人間臭い人生だなって思う。
それに波がありすぎても困るけど、だからと言って波がないのも少し寂しい…。

4.何を得られたのか

この本を読んで、結婚せず子供を持たないフリーターとフリーランスの正直な気持ちが分かった。
新しいカップルの形がこの本に出てきて、改めて誰とどんなふうに何を幸せにおくかで人生のとらえ方が変わってきている。
もちろん一人で生きていくことが幸せな人もいる。
ただこのカップルからは気を張らずに背伸びせずに、二人で不安に向き合いながら、二人の世界をほっこり作ってる。
読んだ後、二人でこんな生き方を目指す人はどんどん出てくるだろう…。
むしろこれからのカップルは無理しない、束縛しないゆるさと寛容さが絆になってくるかも…

ではでは
ちゃおちゃお🐾

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