どうもそんべんです!
読んでほしい人
▷男装やコスプレが好き
これまでの常識を変えたい人
出雲阿国
名前は聞いたことある
そーいえば教科書に載ってたかも。
何した人だっけ…。
あー、なんか出てこないや…。
みたいな一回は名前聞いたことあるけど、
なかなか出てこない女性かもしれません。
実際どんな人だったのか、見てみましょう!
女性の役も全て男性が演じる現在の歌舞伎
でもこれはある女性が作り出した…
それが出雲阿国なんですね
歌舞伎を作ったかわいい女性 出雲阿国
安土桃山〜江戸時代
いつ生まれたのか詳しくはわかりません…。
1572年ごろでしょうか…
お家は鍛冶屋の娘として生まれる
そして出雲大社の巫女だったとか
でもこれは演出のために自称した可能性が。
最初から信じていいのかどうか情報から入ります…。
出雲阿国は最初の記録 1582年5月18日
10歳ごろ? 稚児子踊り「幼い少女の踊り」をしたとのこと
奈良 春日神社(現在の春日大社)の神殿で踊る
皆が想像する可愛い女の子のイメージを変えた出雲阿国
- 黒い僧衣
- 首に十字架をかける
- 鉦をならす
南無阿弥陀と唱えて「念仏踊り」
お経を読まない、歌や踊りで死者を成仏させる。
出雲阿国が特異の念仏踊りを新しく創るんですね
現代の私たちには全く宗教の感覚がないので
念仏?とか不思議に思うんですけども。
戦国時代ってもっと宗教は身近にありました。
戦国時代は武将同士が戦うイメージが強いんですがそうでもない。
更に今みたいにスマホや新聞、書籍で未来のことを知ろうという術もないので
死ぬことに対しての恐怖はもっとあったはずです。
そりゃ、何かにすがりつきたくなりますよね
なので出雲阿国が生きていた当時は芸能と宗教が深い関わりがあったとか
芸能集団は芸能集団でも寺社付属の芸能集団があったとか
歌や踊りで寄付を集める
待ってても人が来ないなら、自分から仕掛けにいこうって感じなのでしょうか?
攻めに行く寄付…!
京都で始めた男装と踊り
1558年出雲阿国はそんな芸能集団に加わる
まあ自然な流れですね
社殿の復興費用のため巡業、芸能を披露して寄付を集める
1600年 京都近衛殿でややこ踊り演じる
ここで
浪人になり京にのぼった名古屋山三郎(美男子で槍の名人)は阿国に出会う。
天下三美少年と称されるイケメン
どんだけイケメンなんだ…。
美男美女がここで出会うんですね
二人は遊び人と女芸人の関係ではなく、協力し芸を高め合う仲になっていったとか。
けどお互いやりたいことが違うのか分かれることに。
芸能人のニュースでも別れたカップルの理由で多いですよね。
方向性の違い…。
この理由を使い始めた芸能人は出雲阿国が最初かも…!
山三郎はトラブルに遭い、旅先で殺害される
これには出雲阿国もびっくりだし悲しいし…
普通の人なら辛いことって
出雲阿国はそれを狂言の演目のネタとして新作に盛り込む。
出雲阿国は自分が男装して山三郎になり演じる。
その亡霊を舞台に登場させたとのこと
1603年4月
京都に立ち寄った時、評判を集めるための珍しい見世物
そう男装
当時流行の派手なファッションをする「かぶき者」の男性の格好をして踊るんですね。
元恋人の名古屋山三郎もかぶき者でした。
基は言うと歌舞伎は傾く(異様に振る舞う)
という言葉から来ているとのこと。
- 出雲阿国の歌舞伎踊りが奇抜
- 出雲阿国の美貌
- 踊りが妖艶
出雲阿国は刀や脇差をみにつけて北野神社舞台へ
これがもう評判が良すぎて良すぎて!
軽快なつづみのリズムともに、大胆な男装そして出雲阿国の踊りにみんなはまっていくんですね。
出雲阿国の後追いした人もいたとか…。
ここからなんですよ、歌舞伎や遊女歌舞伎に
日本の伝統文化になっていきます。
男装の麗人とかベルサイユのばら「オスカル」
宝塚とかもっと広義でいえばコスプレなど国自体で寛容なのは
もしかしたらどこかで歌舞伎が根付いているからかもしれません。
日本人の国民性かも。
1607年江戸城で川家康の前で踊る
披露歌舞伎を演じたのを最後に消息を途絶える
晩年は故郷である尼になる
1622年 死去
でも87歳まで生きた説あり
関連書籍☆彡
出雲阿国の生き方から学ぶ
人を惹きつけるには斬新で新しいことをしなきゃ。これは現代で言えることではなくて、500年くらい前でもそう思ってたんですよね。
出雲阿国の場合、本当に踊りたくてしたのかは資料を読んだけども読み取れませんでした。
でも踊るのは好きだった人と思ってます。でも普通に寄付するためだけなら踊りさえしてればいいのにとも思ってしまいます。人々を引き付けるならもっと新しい何かを始めなきゃとして、奇抜なことを始めた。非常識を常識、そして日本の文化を作り上げた女性なんですよね。
でも面白いことに女性から始まった歌舞伎なのに今は歌舞伎役者は男性しかなれないですよね。日本の伝統文化としてドーンと立派な男性の役者さんが演じてますが、もともとは一人の女性から始まったのだからなんともいえません。
なんで女性が演じちゃダメなのかというと風紀を乱すということで徳川幕府にのちに女性が演じるのを禁止されて過程を経て男性歌舞伎につながっていくとのことです。
そしてTwitterでもボソボソとつぶやいてます笑
歴史セラピスト(@Histothera1212)
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ではでは
ちゃおちゃお🐾
参考文献:アラマタ人物伝
悪女たちの日本史99の謎/「歴史の真相」/宝島社
歴史を変えた!「美女」と「悪女」大全/榎本秋/新人物往来社