岡本かの子 夫と愛人と同居のハーレム生活をした生々流転な人生

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どーもそんべんです(*^▽^*)
今日もガンガンすごすぎる女性をご紹介したいと思います。
読んでほしい人
▷逆ハーレムにあこがれる人
イケメンと恋愛したい人

という結構、なにやら怪しそうな人が出てきそうなんですが
そんな特殊な恋愛をしてきた人はいったい誰なんだ…。
一言でいうと、日本文学界にこれ以上ヤバイ女流作家はいない女。

岡本かの子

有名なのは岡本太郎の母ということ。
でも母だから有名ってわけじゃないんですよ!
岡本一平・かの子夫妻と息子の岡本太郎。
太陽の塔は有名どころなのでみなさん一回は見たことはあるはず!
岡本太郎の生誕百年岡本太郎の存在に目が行く…
岡本太郎よりも何倍も我が道を行ったのが母である岡本かの子。

太陽の塔

太陽の塔で有名な岡本太郎の母 岡本かの子

岡本かの子は1889年生まれ
神奈川県大地主の家に長女として生まれる。
病弱な体で一時は他家で養育されるほど。
その時に元御殿女中の女性からいろいろ教育を受ける
勉強の成績も優秀でした

1902年 13歳 跡見学校に入学 在学中に短歌を発表。
才知に長けた子になります(*^▽^*)

じゃあ容姿はどんな感じだったのか?
岡本かの子はみんな全員認める綺麗なタイプの人ではない。
ある人にはとっても美人に見える。
他の人には「醜婦」と言われるほどブサイクに見えるタイプ。
とにかく好みがはっきり分かれる人でした。

ちなみに跡見女学校のときは「蛙」というあだな。
谷崎潤一郎は岡本かの子を「白粉デコデコの醜婦、着物趣味もわるい」とけなす。

亀井勝一郎「10年の甲羅を着た大きい金魚」「老獪で残忍な神々の一人」とけなす。

亀井勝一郎は最後は岡本かの子の作品を理解しました。
そんな亀井勝一郎は岡本かの子が好きだった人。

好きな人からのニックネームがひどすぎる…。

「蛙」というあだなが付きながら岡本かの子は「女子文壇」へ和歌投稿
ペンネームは「野薔薇」
晩年に人気が出てから岡本かの子の何とも言えない写真がのちに世間に広まることに。

ペンネームが罪深いよ…。

本人の容姿が何とも言えないからか分かりませんが
岡本かの子の好みはただただ美しいものが大好き。
美しいものを何か見ると全力で自分のものにしたくなる。
岡本かの子の歴代の男性はみんな美しかったそう。
女学校を卒業し数々の恋愛をします。

短編作品のような激しい恋愛を

1908年19歳に岡本一平と出会う。
岡本一平は上野美術学校をでた美しい青年
藤堂家の儒学者の息子
この岡本一平は岡本かの子を可愛く思える前者タイプ。
岡本かの子にひとめぼれ。
岡本かの子の実家に行き
一晩中結婚を申し込む。
イケメンにこんなに熱心に結婚を申し込まれるなんてもう幸せ…!なはず

1909年20歳 岡本一平と結婚する前に伏見武龍と駆け落ち
家に連れ戻される。
その後岡本一平と結婚。

あれ?イケメンにプロポーズされてる最中のはず…。

1910年 21歳の時 に二人は結婚
1911年 22歳 岡本太郎生まれる
結婚後数年は岡本一平は定職がなく辛い生活。
お嬢様の岡本かの子はお金をやりくりする能力もなく、家事もできない。

岡本一平の風刺漫画が人気になり、朝日新聞社員になると経済的に落ち着く。
しかし岡本一平は家庭を見ることはない…。
チビちゃんである岡本太郎の育児しない。
自分の制作活動にはげみ、なぜか最終的には精神を病む…。

え、岡本かの子つらいんじゃない?と思いますよね…。
収入を得ると岡本かの子は放蕩生活スタート!

その時岡本かの子は年下の青年と恋愛
早稲田大学の学生堀切茂雄という青年。
4歳年下の美しい大学生、そして岡本かの子のファン。
岡本一平からの愛に飢えていた岡本かの子。
2人の気持ちは燃えさかります。
ちなみに娘も生まれます!

でもこのアツイ気持ちや関係を岡本一平にいいます。
やばい、さすがに離婚かも…。とか思ってると

しかし岡本一平は
「好きならつれてくれば?」

ということでその年下の大学生と同居生活が。
岡本家の2階に青年が引っ越し
岡本かの子は夫と1階
なので岡本かの子はそこを往復
岡本一平もこの状況に平気だったわけじゃない。

みんなかなりギリギリの状況と気持ちで過ごしていたとのこと。
けどこんな生活ずっとずっと耐えれるわけではなく、青年は家を出て結核で死去。

でしょうね。しか言葉が出てこないよ…。

1917年 28歳
岡本家は精神的に病む。2人ははキリスト教、仏教へと宗教にはまりだす…。
岡本かの子がのちに仏教研究家になるのもこれがきっかけとも。
このころ岡本かの子は30歳前半数年は岡本一平と落ち着いた夫婦生活をおくります
「これから生涯にわたり、岡本一平との夫婦生活を断つ」ことを心に誓う。
夫とは男女の営みのない生活が始まる…。

岡本かの子は慶応大学予科生の恒松安夫(終戦後には島根県知事)とも同居
そして三角関係を自宅に住まわせ、同居生活再スタート。
ちなみにこの人は大学生ブラザーで弟も一緒に住み始める。
その弟が家全般の面倒を見ることになる…。

カオスすぎるよ、岡本家…。

でも売れっ子漫画家の岡本一平はさらに人気になり収入が増える岡本一平の人気も絶好調。
岡本一平はかの子に惚れてて、「お嬢様」とほめたたえてたとか。
好き勝手してるくせに、岡本一平はかの子に全然指一本触れることすらできなかったとか。

アメとムチというか、もうムチばっかだよ…。

岡本かの子は小説を書きたくて、こっそり猛勉強。
今までの好き勝手の生活は小説のネタになっていくんですが。
岡本かの子は原始的な女性の魅力を持っていて、
恋愛をいつもしていないとダメ
だけど理知的に考えるタイプ。
岡本かの子は晩年は小説家として成功。
岡本かの子の文章は巧みで繊細なんですよね!

1923年34歳
岡本かの子は慶応病院に入院 医師 新田亀三と恋に落ちる
そうなんですの手術をした外科医医師に恋をします。

その医者もイケメン、そして一回りも年下。
病院へ毎日訪れる岡本かの子はほぼストーカーじみてます。

そんな肉食の岡本かの子にやられて、イケメン医者はやられます。
そしてイケメン医者は岡本かの子と結婚しようと決めます。
なので岡本一平に結婚の遺志をつたえる。
しかし岡本一平は岡本かの子を奪わないでくれと頼むことに。

もう落ち着いてボラギってほしい…。

このイケメン医師は岡本かの子の一件で、北海道の病院に移されます。
けど岡本かの子は岡本一平がいるのにもかかわらず、ちょいちょい北海道へいきます
イケメン医師が東京へ戻ると、岡本家へ住むことに
夫と愛人の生活アゲイン…。
一回目の経験を生かしたのか?イケメン医師との生活はうまくいったみたいです
結果、夫のほかに二人の恋人と暮らす生活が死ぬ一年前まで続く。

岡本一平あまりにも心広すぎやしないか…と思うんですが
岡本一平は岡本かの子に対して一平のせいでつらい思いをさせたという申し訳ない気持ちが。
岡本かの子のために尽くしたいそんな気持ちです
岡本は恋愛というよりもうむしろ、男女の垣根をこえた人間愛が岡本一平の中にあったとおもわれます
お、おおう…。人間愛のカテゴリーか。

岡本一家の収入の多くは岡本一平の漫画で『一平全集』がベストセラーに

夫のお金で愛人2人もヨーロッパ旅行へGO

1929年40歳 ヨーロッパを見聞する旅へ
この当時は海外へ行くのはかなりの冒険、さらにお金がかかる。
夫の岡本一平はみんなが知ってる大人気漫画家。
その以下元一平がロンドンで開かれる軍縮会議へと新聞社から派遣されることになります。
それにかの子も便乗。
かの子は一緒に息子岡本太郎も一緒に。
ついでに恋人二人も連れて行く。
5人(夫と息子、愛人2人恋人のイケメン医師、恒松安夫も)で外遊することに。
岡本一平も愛人も、岡本太郎もそれ納得してる。

なぜ、納得できたんだ!これも人間愛なのか…!

岡本太郎はパリに残す。というか留学にそして勉強。
のこりの男性3人と太郎はロンドン、ベルリンへGO☆
2年半もヨーロッパ旅。
そのまま息子 岡本太郎をパリに置いたまま、のこりのメンバーは日本へもどる

まさかの4人で帰国…。

本格的に小説を発表し始めたのは46歳ごろから。
帰国後はかの子の小説がいきなり売れるわけではなく、仏教本が売れはじめる
そして自宅の一部を「文学界」の編集部として提供
川端康成、小林秀雄、などの大物を囲い込み、金銭的な援助をして「文学界賞」にあてる。

岡本かの子は仏教研究家としての地位を得る
そして小説も認められる。さらに逸品を残し、まさにノリに乗ります!

こうした配慮や小説家としての足場を固める支えは岡本一平がしたとか。
なので小説家になる地盤づくりは岡本一平のおかげです。

でもその調子のよさは
そんなに長くは続かず、創作活動をしていた宿で脳溢血。
岡本一平と愛人のイケメン医師が駆け付けた時は
岡本かの子は最初は若い男と一緒だったのに、その若い男は岡本かの子の状態が変わり姿を消したと聞かされる。

その後、 1939年49歳で死去。
夫と愛人のイケメン医師は岡本かの子の身体に防腐剤を注射し続けます
そしてその防腐剤さえ持たなくなったとき、東京にあるバラというバラを買いまくり
土葬する人がいない時に許可を得て、二人で穴を掘り、買ったバラとともにその棺桶をいれたとか。

死後、イケメンたちを騒がせる魔性の女。

関連書籍☆彡

岡本かの子の生き方から学ぶ

自分は外見に自信がない。でもイケメンと恋愛がしたい。しかも一人のイケメンだけじゃなくて、
たくさんのイケメンから愛されたい。それを叶えたのが岡本かの子です。
全女子の希望を背負って生きた岡本かの子ですね
容姿は散々に言われまくってますが、そんなの気にもせず我が道を行きます。
人間ってないものねだりで、相手に自分が持ってないものをどうしても求めてしまうのかも
美人モデルと社長のように、美人モデルは相手に容姿や美しさを求めない。
地位や金銭を求める(全員が全員ではないですが)
社長も地位や金銭を求めない代わりに、外見の美しさを相手に求める(全員が全員ではないですが)
岡本かの子もそんなタイプもイケメンキラーで関係あった男性たちは端正な顔立ち…。
イケメンたちは岡本かの子に振り回されまくってますが、全然逃げて行かず、むしろ喜ばしく感じている。
というあまりにも小悪魔すぎる性格です…。
他人がどう言おうと気にしない自分に自信があってそれを押し通したのが、もしかしたらイケメンたちを
虜にしたのかもしれませんね。

あとちなみにTwitterやってます!
ちょいちょいつぶやいてるので笑!
歴史セラピスト(@Histothera1212)

ではでは
ちゃおちゃお🐾

参考文献:この年齢だった!/酒井順子/集英社
参考文献:人妻魂/嵐山光三郎/マガジンハウス