松下俊子 もしも詩人が隣の美しい奥さんに恋して投獄されたなら

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こんにちは
そんべんです(≧∀≦)
春なのでなんだか浮かれてしまいますね🌸🌸🌸
そんな浮かれた感じで今日もご紹介します

第36人目 松下俊子
いったい誰なんでしょうか?
( ˙³˙)( ˙³˙)( ˙³˙)( ˙³˙)

松下俊子の人生とは?

1888年生〜1954年没
三重県生まれ
実は隣に北原白秋が住んでました

北原白秋といえば
『明星』誌上に象徴的、南蛮趣味的な作品発表
アララギ派歌人と交流したり、代表作『赤い鳥』などの詩人

28歳の白秋は詩集『邪宗門』を発表
人気も出てきたころです

その俊子は松下某という新聞社カメラマンを夫に結婚しました。
その松下はハーフの情婦を連れ込む
25歳の妻の俊子を殴ってます。
ちなみにお子さんもいました
いつの時代もこんな旦那さんはいるのですね((+_+))

北原白秋は可哀想という思いでお隣の
美しい俊子を見守ります。
でもいつのまにか俊子にのめり込んでいきます。

夫から離婚されたの
という俊子の言葉で更にのめり込んでいく…
まるで昼ドラマのような展開です(_;

けど法律での離婚成立したわけではありません。
むしろ松下がそれをダシに姦通罪で訴えます。
白秋と俊子は市ヶ谷未決監に拘留

このころ姦通罪はまだありました
ちなみにこの当時戦前は妻だけが処罰されるのが姦通罪
夫が姦通しても、相手がよその奥様でない限り咎められませんでした。

そしてこれは読売新聞にリークされてスキャンダルに。
嘘か真か分からないことまで書かれ、白秋絶不調
汚名返上のため
1913年『桐の花』『東京景物詩』など作品を生み出していきます。
怒りやマイナスの感情をぶつけてますな!

白秋は徴兵2年を覚悟してましたが
収監中に明治天皇が崩御
裁判は取り下げられ松下に多額の慰謝料でなんとか出獄
とりあえずよかったよかった…( 一一)????????

発狂の詩人 北原白秋

無罪放免になるも、白秋発狂寸前
ほぼ錯乱
命を断とうと三浦三崎へ行くも死に切れず、俊子と結婚に

なんかもう何がしたいかよくわかんないよ笑
衝撃の展開多すぎ笑
そしてこれまだ20~30代ですからね笑!!!!!!!!!!!!!!!

小悪魔な女性 松下俊子

ふくよかな美人の俊子と結婚すると
彼女は実は

  • 派手好き
  • わがまま
  • 言うこときかない

小悪魔なタイプなんでしょうか…
白秋は九州柳川からきた両親と弟で三崎向ヶ島の異人館へ移ることに

城ヶ島が見える洋館なのに
父 長太郎
弟 鉄雄 が悪いブローカーにひっかかり
お金が無くなる…。
そうすると家の前でパラソル広げてチャラチャラあそんで帰る俊子
に怒り爆発

父長太郎は白秋と俊子の離れの縁側ん下駄で踏みつけどなりつけます
親から見たら俊子が不幸のすべての始まりに見える…
白秋踏んだり蹴ったりだなあ(+o+)

白秋は二町谷の臨済宗見桃寺(けんとうじ)へ移ることに
二世帯住宅はやはりうまくいかないのかも
ここで白秋代表
この寺で『城ヶ島の雨』創作

大正3年 白秋と俊子 は小笠原父島へ
どうやら肺結核になり療養を
そして7月に離婚

監獄ではかなり熱い恋愛でしたが結婚するとやはり違うようです。
結婚生活は14ヶ月でした。
みなさん、監獄で恋をしないほうがいいという教訓を学びましたね!

白秋は俊子に高い代償を払いつつ、素晴らしい作品を創作作成

小笠原父島からの帰路でこんな歌を

貧しさに妻を帰して朝顔の垣根の結ひおり竹と縄ひも

とかなり凹んでる白秋
詩集でも俊子をソフィーと呼んでました
だれか白秋なぐさめてあげてー!
慰め会やりたい人いたら、私企画しようかな(‘ω’)

松下俊子のその後

では俊子嬢は?
お金持ちの医者と結婚そしてその旦那が死去
遺産で東京世田谷に高級下宿を建てる

戦後で貧しい生活かと思えば…
さらに茶の湯の師匠として贅沢な生活
どうやら見た目はまだ山田五十鈴に似た美人

茶の弟子に茶釜売る
呉服屋から衣装を騙し取る
三度の結婚しても

白秋より長生きする笑

関連書籍☆彡

松下俊子の生き方から学ぶ

北原白秋といえば、教科書でちらっと名前をしるくらいの人物かもしれません。
でも日本の文学史に残るような作品を残すには彼の波乱万丈な人生と出来事が無ければ絶対生まれなかったでしょう。学校で北原白秋をさらっと流すくらいに学ぶのは、もしかしたら彼の人生が学生に与える影響が破壊的からかもしれませんね。
彼はちなみに3人の奥さんがいます。
その奥さんの一人、一人目の奥様 俊子。今でいえば、小悪魔というかほぼ悪魔的な正確な上に、遊び呆け、自分の美貌を存分に活用してしかも生きたいように男性を利用して逞しく、自分の欲望に素直に生きて手にした女性です。
というか私も1日でいいから彼女になってみてみたいな

ではでは
ちゃおちゃお🐾

参考文献:人妻魂/嵐山光三郎/マガジンハウス
いのち短し恋せよ乙女大正恋愛事件簿/中村圭子/凸版印刷株式会社