桂昌院 棚ぼた人生 八百屋スタートのシンデレラガール

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読んでほしい人
▷犬絡みの日本史に興味がある
▷息子を溺愛しすぎ
▷玉の輿に顎がれる

桂昌院(お玉の方)

え?だれだれだれだれ?
さぁどんな人なのでしょうか

京都で生まれた普通の女の子

1627生-1705没
出身地:京都
身長:146.8cm(芝増上寺の遺骸より)
(※当時女性平均身長 146cm)
体型:長頭で大頭
持病:骨粗鬆症
死因:老衰(心不全)

桂昌院こと 玉子は京都の堀川通の八百屋さんの娘として誕生

父 仁左衛門の死去
母の再婚で二条家 本庄宗利の養女になります。
その家は 三代将軍家光の側室 お万の方とつながりがあり
そこから玉子もお万の部屋で働くことになります。

もともとお玉は綺麗な子だったんですが、磨きがかかって綺麗になり、行儀作法も学びました。
町娘なのでしっかり学ばなきゃと思い、自分磨きに磨きがかかった結果

大奥のドン 春日局に認められ、家光の側室に!
そして徳松を生みます

徳川家光との結婚

お玉は自分の息子徳松が可愛くて可愛くて仕方がありません。
甲府 館林15万石の城主にして欲しい
兄 綱重と同じ25万石にして欲しい
お願いお願いお願い…とお願いし続けました。

家光におねだりそして実現させます!

1651年 家光 死去
この時 25歳のお玉は落飾して桂昌院になります。

これで終わったらただの側室ですよね?
シンデレラガールってこれだけ?

いえいえ、ここから更に桂昌院は、シンデレラ道突っ走ります!

ひそかに徳松を将軍にしたく思います。
4代将軍 家綱は病弱だけどまだ将軍だし
なによりも甲府25万石の綱重という異母兄がいる
わー、これは将軍になるチャンスが無い…

しかし
異母兄の綱重が35歳で病死
4代め家綱も病死

ってことは?ってことは??
つまりつまりつまりつまり

そう!
徳松は5代 将軍になり、 綱吉 誕生

すごい番狂わせ!笑
別に桂昌院が毒で殺したとかではなく
トントントントン拍子だったとか。

桂昌院から言わせると
「ほら?私、シンデレラガールじゃん?」ってことです。
偶にいますよね。もってる人…

気になる桂昌院の孫の誕生…ですが
なかなか生まれませんでした。

ある日
知り合いの僧 隆光という人に出会います。
そしてこのような事を言われるのです。
世継ぎが生まれないのは前世で多くの殺生を行ったから。今世で生き物を殺さないこと。将軍は戌年なので犬を大事に

生類憐みの令と犬公方

アドバイスを聞いて、
綱吉はここで生類憐みの令を発令。
俗にいう犬公方様はここから来ています。

そしてこれが江戸町民を苦しませます。
激し過ぎて蚊も殺したらアウトだったとか

さらに綱吉は母である桂昌院が大好きだけど商人出身がコンプレックス。
母のため前代未聞 生前で従一位を授けるよう朝廷に働きかけます。

これが有名な赤穂浪士の復讐の遠因になったとか

家光の死後 半世紀以上生き続け
1705年6月22日 老衰(心不全)で死去

関連書籍☆彡

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桂昌院の生き方から学ぶ

ただの八百屋さんの町娘で人生を遂げるはずだったかもしれません。何もなければ。ですが人生ってどうつながってるか本当にわからなくて、むしろ不幸が自分の幸せと人生の門戸を叩いていることもあります。
将軍の側室になり、ひいては将軍の母になる。こんなシンデレラストーリーあるでしょうか?
今だとどう例えていいのか分からないですけども。
桂昌院は息子のためを思って相談した相手を間違った気が若干します。結構間違った感は否めないけど。
桂昌院の評価は分かれますし、個人的にはちょっと子供を溺愛しすぎ感もなくはないです。
やっぱり息子の出世を思って気になった母の一面が強いかなと思います。でも純粋に子どものことを思えばやはり
気にかけるし、変な僧に話を聞いてまで助けたくなるのかも…。

ではでは
ちゃおちゃお

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参考文献:日本史有名人の身体測定/篠田達明著
日本史の中の女性逸話辞典/中江克己著/東京堂出版