どーも!こんにちは
そんべんです(‘▽’)
早くも2月下旬。時の流れに戸惑いを隠せません!
そんな事思いつつご紹介!
第31人目カタジナ・ラジヴィウ
毒舌プリンセス カタジナ・ラジヴィウとは?
1858年3月30日 生-1941年5月12日
カタジナはロシア帝国から亡命したポーランド将軍
アダム・シェブスキ伯爵の娘として現在のウクライナで生まれ
先祖の一人が財産を早く手に入れるため、母を塔のレンガの壁にぬりこめたという伝説があり幽霊の出る城で育ちます。
最初からツッコミ入れたくなる生い立ちだなぁ。
1873年 15歳ベルリン在住 28歳の亡命ポーランド貴族 プリンス・アダム・カール・ヴィルヘルム・ラジヴィウと簡素な結婚式をあげます
ベルリンの社交界デビュー(((o(゚▽゚)o)))
でも彼女は今までパリやサンクトペテルブルクで過ごしてたので、そこまで感動してません笑
辛辣で機知に富んだカタジナ
ドイツ皇帝の新しい宮廷に対する軽蔑も鮮やかに表現
つまり毒舌キャラでした
あまりに毒舌すぎて宮廷で恐れられる。
ゴシップ暴露本も書き、政治に関心もあり、ドイツ議会に通い演説も聴いてます。
満たされない政治的野心
ちなみに彼女は22歳で5児の母( ´ ▽ ` )
1885年 27歳
夫と共にサンクトペテルブルクへ逃げる
彼女の本や毒舌キャラにより
宮廷から追放されたと認めるわけではなく
あくまで
- ベルリン嫌い
- 母の祖国 ロシアの血が受け継いでる
とにかく色々理由つけて逃げます
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ここから苦しい時代に
新しく即位したニコライ二世に全く相手にされない
政治の仲介者とし影響力持ちたいという目標は全然果たせません。
ちなみにそのニコライ二世に関しては本ブログのアナスタナシアをご覧ください!
- 結婚は崩壊状態
- 子供はそろそろ独立するころ
私だったら、家庭内のことで凹み、ストレスでチョコレート食べまくってると思いますが、
彼女は虎視眈々と政治への後ろ盾のタイミングを見てました。
南アフリカの権力者 セシルローズに出会う
1896年2月37歳 イギリス生まれ南アフリカのセシルローズにロンドンの晩餐会で出会います
ちなみにローデシアという名前は彼の名前から
参考までに
ローデシアとは?
ローズ奨学金も創設
この時イギリス領ケープタウン植民地の首相
そして失意の底で凹んでました
1年半後 カタジナはローズに手紙を送ります
自分には予知能力があり、6ヶ月以内にローズに良くないことが起こるのが見えたの。
ついでに金のお守りも添えたから付けてね
という一発目の手紙にしては意味深すぎですが、
ローズはそれを割と好意的に解釈(≧∇≦)
さらに一年半後投資のアドバイスしてほしいなーっていう手紙もローズに送ってます📩
カタジナはパリ住み
ローズの秘書 フィリップジョーダンによると
ローズがアフリカ行きの切符を購入キャンセル再購入の繰り返しをしてた
それって、そう。
1899年 ローズが南アフリカにいる時カタジナも同船
- 豊富な人脈
- 知的で政治に精通
- 暴力的な夫とまもなく離婚する予定
カタジナはローズとロマンスを期待してたのか
上手くいくと思いきや
実は彼は
- 筋金入りの独身主義
- 同性愛者
最初はローズを政治的なツテと見てました
ローズもカタジナを歓迎モード
ローズをの側近は彼女を『プリンセスラズルダズル』と呼んでます😍
しかし数ヶ月でこの空気も立ち消え。
カタジナは嘘ばっか広めてました( ´ ▽ ` )
第二次ボーア戦争が起き
政局は緊張モード
ローズは囚われます。
カタジナはローズを助けたい!というかローズを南ア連合国の首相にする立役者になりたい!
なんか動機不純だなぁ(*´∀`)
ローズは味方にカタジナに味方してほしいと思わず、むしろ近寄るの嫌レベル
なんでこんなカタジナはローズに接近してるのかというと
お!か!ね!
そう財政難
1900年3月 42歳 ローズに手紙を
「債務の保証人になって^_−☆」というおねだり(⋈◍>◡<◍)。✧♡
弁護士経由で回答
この国から出ていくなら、法外なホテル代を肩代わりはする
そして4月に彼女はその地を去ります。
👣👣👣
ローズとしては
あーやっと出て行ったわ、これで安心した(‘▽’)⭐︎
2ヶ月後
カタジナ戻る笑!
泥沼リターンズ
ローズとしてはマジで!なんで!(´⊙ω⊙`)
カタジナは脅迫めいたものをローズに送ります。
失敗したジェームソンの奇襲作戦の関連書類で、イギリス植民地相はこのことを既に知っており、そしてローズと共謀し、黒幕だという
とにかくやばいばやいやばい証拠です。
カタジナ・ラジヴィウ 犯罪に手を付ける
1901年 43歳 ローズの署名を真似て、24000ポンドという小切手偽装
彼女の暴走止まりません!
そして支払いを受けなかったトム・ローがローズとカタジナを告訴
彼女の犯罪がバレます
ついでに24件の詐欺と偽装で逮捕
知らぬ間に色々やらかしてたカタジナ
そして保釈金を積み一週間で釈放
どっからお金集めたんだろ…笑
🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔
そして1902年2月 44歳 裁判
ローズは小切手を払うから、書類返せ!とカタジナに要求
カタジナの今の興味は南アフリカを脱出すること。
なので書類は興味なし
ローズは裁判に出席
彼女は病欠で出廷の延期を申し立て
カタジナが不在のまま、小切手は偽造だと宣言されます。
ですがこれは民事裁判だったんですね。
カタジナは20000ポンドの請求書の支払いをローズに要求
ローズはこれを検察に引き渡して刑事告訴に
カタジナはそこでローズのコテージの道路をウロウロしてストーカー
とりあえず心理作戦に出たのでしょうか?
ローズは3/26 49歳 心臓疾患で体調悪化して死去
カタジナ怖い怖い!笑
そして彼女は1ヶ月後に法廷へ
- 証人なし
- 弁護士いらない
- 回答はすべて☆%⌘≠∵@﹆*…。
審理二日後で詐欺と偽造の罪で2年懲兵役が…
これを聞いたカタジナの娘は一言。
もっと重い罪にならなかったのが残念
義兄だけは無罪を信じるも全員彼女を信じず
カタジナ・ラジヴィウのその後
1911年 歳 チャールズ・エミール=コルブというビジネスマンと再婚即別れる
むしろ再婚できたことに尊敬。
そのあとロシアに戻り、得意技ヨーロッパ王室の暴露本執筆
1913年 ロシア宮廷が隠していた
ロシア皇太子は血友病をもつとすることも暴露
匿名で出したのになぜかバレて国外追放
この人本当よく追い出されるわ。
でもこれは塞翁が馬
ロシア革命が起きて貴族崩壊
彼女は世界へ講演ツアーに羽ばたく
もちろんその度に入国とめられてますけど
彼女はニューヨークで物書きとしてマンハッタンで生計をたてたかったが、むしろ彼女はネタになる側。
そのあとカトリック改宗、アメリカの市民権得ます
1941年5月12日84歳死去@NY
関連書籍☆彡
カタジナ・ラジヴィウの生き方から学ぶ
カタジナはお姫様出身とは思えないくらい最終的には犯罪に走ってますよね。最初の出だしは良かったし、毒舌すぎて追放されるような人だったのではっきりした性格の人だったんだろうなというのはよくわかります。
政治に関して熱心なのはよかったんですが、そうはいかずに野心がでてくるんですよね。
けどいろいろはまっていくと野心が出てくるのもよくわかります。
自分らしさを追求していって表現したかったのかもしれません。晩年も物書きでしたし。
彼女に惹かれるのはお金欲しさに犯罪や偽装しても、家族に見捨てられても最後まで自分の欲に従って生き抜いたところです。
自分には真似するのがなかなか難しいですが、でも心のどこかでそこまで自分の野心に駆られ生き続けた彼女にちょっと羨望です。
でも悪いことした割にかなり長生きしたなあと思います。
ではではちゃおちゃお🐾
参考文献:悪いお姫様の物語/リンダ・ロドゲリス・マクロビー/原書房