こんにちは!そんべんです^ ^
いわゆるディズニープリンセスではありませんが、
大自然の中で生きるプリンセスがいたんですね。
ディズニーの名作『ポカホンタス』。
実はこの人は実在した女性でした。
私は最後に見たのは飛行機の中です。
小さい時に見たのは覚えているけど、ぼんやりとした記憶しかありませんでした。
でも大人になり、改めてポカホンタスを鑑賞。
酔っぱらっていたからか分かりませんが、機内で泣きました。
ディズニープリンセス映画なんだけど、終わり方がいつものディズニーらしくない。
考えさせられる映画です。
アメリカの先住民に生まれて
さあどんな人だったのでしょうか?
1595年 ポーハタン族の族長(先住民6部族まとめる)フワンソックの娘として誕生
このポーハタン族はアメリカンインディアンの連合です
ポカホンタスは生まれつきの好奇心の塊。
当時、世界情勢はどうだったのでしょうか?
ポカホンタスが生まれる100年くらい前
1492年 コロンブスが新大陸をみつけ
ポルトガル人が北アメリカ進出すすめる
イギリスでもその入植が盛んに
1607年イギリス人がバージニア州 植民地ジェームズタウンの移住が始まる
イギリス人は当時、気候や風土になじめず、105人→32人までに人数が減る
アメリカ先住民はイギリス人入植者に北アメリカ大陸での過ごし方を教えます。
ジョンスミスとの出会い
一緒に過ごしていく中で入植者と先住民とのトラブルが発生。
イギリス人指導者ジョンスミスが囚われ
ポカホンタスはジョンスミスの命乞いをします。
※これらの物語はスミスにより語られてるのでポカホンタス側の考えは分かりません。
単に先住民と入植者の共存を願っただけかもしれませんね。
ディズニーはハッピーエンドで終わることが多いです。
しかしポカホンタスは悲恋というか、自分たちが生きる場所や生き方を決意してそれぞれが生きていく、そして映画が終わるとこが非ディズニーらしくて変わってます。
実際のポカホンタスはここで終わりではありません!
結婚したのはこの映画のジョンスミスじゃない!!!!!!!!
ジョンロルフと国際結婚
だれだー!!!!???
ジョンロルフはイギリスを離れ、バージニア州ジェームズタウンに入植し、
タバコの栽培家でした。
ポカホンタス自身は英語やキリスト教信仰身につけます。
そして男児を生みます。
もちろんこの結婚は話題に
1616年 21歳ロンドンに一時帰国する夫と一緒に行くポカホンタス
ポカホンタスはロンドンでアメリカの王女として社交界でもてはやされます。
※この帰国はタバコの宣伝兼ねてたとか
そして帰国の準備を進めるうちに
天然痘にかかり
1617年 22歳ポカホンタス急逝
1622年 植民地の開拓地拡大と背信行為に端を発し、ポーハタン族の蜂起があり
ポカホンタスの夫 ジョンロルフを含め350人もの白人入植者が殺害される
なんとポカホンタスに関する一族からポカホンタスの夫が殺されるとは…!
Σ(゚д゚lll)
イギリス側から復讐戦
1644年 フワンソナックの弟 オペチャカナウ(つまりポカホンタスの伯父さんかな?)が反撃するも敗北
敵対関係は長く続き
多くのポーハタン族はやがてジェームズタウンを追放されます。
関連書籍☆彡
ポカホンタスの生き方から学ぶ
ポカホンタスが生きた時代というのは、大航海時代そしてヨーロッパが徐々に他の土地を自分のものにするために海へ外へ出て行き、領土を奪い支配する時代。ポルトガルやスペインがリードしている状況で、遅れをとってイギリスも外に繰り出します。
そんな中でいきなりポカホンタスの元にやってきて、コミュニケーションも取れない中で、よく結婚にいたるまでになったなぁと思います。現代でさえ、まだまだコミュニケーションを取るのが大変なのに…。
そして同じ部族での結婚ではなくて、前例もない人や民族との結婚にポカホンタス はためらわなかったのでしょうか?
私だったらまず事態を飲み込めてないかもしれません。
もしかしたらポカホンタスはそもそも拒否権がなかったのかもしれません。拒むことも出来なかったかもしれない。でももしかしたら、持ち前の知的好奇心がで割と国際結婚にノリ気だったのかもしれません。
ただ夫の出身地イギリス足を入れて、初めてのイギリス旅行体験記をポカホンタスに書いて欲しかったなぁと思います。
参考文献:世界の「美女と悪女」がよくわかる本/島崎晋
「美女」と「悪女」大全 歴史を変えた!/榎本秋/KADOKAWA