どーもそんべん(歴史セラピスト)です!
最近ショッピングモールに行くと、安くて良いものがありすぎる。
あれ?ホントにこれ〇〇円なの?ツッコまずにはいられない金額。
そしていつの間にかたくさん買っている…。
別にそんなにガツガツ稼がなくても買い物を楽しめている。
ほどほどに働いてほどほどに消費するのがいいのかな~
と思っていたら出会った一冊。
一体どんな本なんでしょうか?
プアでも幸せ 社会的に見ても増え始めてる身の丈にあった生活
『プア充』
著者:島田裕巳
お金がいくらあっても足りないと感じる。
結婚をしたくてもお金がないことでためらう。
仕事で心身とも消耗してる。
お金に囚われて、心に生活に余裕が無くなる。そんな生活から離れて
無理、無駄なく、合理的な生活を目指すことをすすめる。
なんでこの本を読むに至ったのか
今の日本で暮らしていて高収入がなくても十分楽しめるから。
もちろんお金は生きていくうえで必要。
高収入を得なくても、贅沢しない生活して、ゆるく楽しく友達と家族と過ごすことに良さを感じる。
また日本で生活していると100円ショップで買えないものがないくらいに日用品は充実している。
洋服だって毎日がセールのような価格販売されているし
無料で楽しめる。
安価な値段で楽しめるサービスが増えたので
そんなに稼がなくても楽しく生きていけるコンテンツが日本にはたくさんある。
高収入で消費を増やすような生活よりも、低収入でも生きていくのに困らないくらい稼げばいいのかなとふと感じる。
「物質的には、もう十分すぎるほど豊かなんじゃ無いかな?」
日本は資本主義社会のお陰でたしかにここまで豊かになった。
これ以上の便利さはほぼ必要ないくらい。
異常なまでの安価なものと便利さが日本にははびこっている。
既に成熟して完熟した日本にはモノはもう要らない。
外を歩けばモノにぶつかる。
無理に経済成長を進めても、無理にモノを売っても溢れかえる。
冬なのに冬服がバカみたいに安くて、店内は毎日セール価格で販売してる。
そもそもこんなにモノは必要ない。
過供給な中で私たちは生きている。
その結果、ある程度満たされた日本では多くの人が餓死で死ぬことは減った。
生活に余裕があるからこそ、未来のことを心配して憂いて失望する。
今満足した生活をしているにも関わらず。
もちろん未来のために備えることはとても大切だ。
これから本格的にスタートする人口減少社会を迎える未曾有の事態に直面している。
南海トラフ地震だっていつ来てもおかしくない。
でも起きてもいないことに過剰に想像しすぎて、
心身ともにストレスが常にかかった状態はよくない。
ある意味、現代人のボンヤリとしたこの不安、モヤっとした未来への悩みは
国民全体が安定して最低限は困らない生活を営めるから
出てきた贅沢な悩みかもしれない。
モノに溢れかえって、色んな楽しい無料動画や音楽を楽しむ。
美味しいご飯も安価で手に入る。
そのおかげで栄養あるものを食し、長生き出来る。
今がみんな程々に物質的には満足しているからこそ、今の生活を維持したくて
湧き出る未来への執着なのかもしれない。
プア充の批判や否定。成熟した日本だからたどり着いた生活感
これから世界で新興国がどんどん経済発展していく。
人口が増えて人の欲も物欲もどんどん大きくなっていく。
一方、先進国は成熟してこれから激しい消費にかられない。
素手で新興国と経済発展バトルをするより、
成熟した日本だからこそ今後プア充の生き方を唱える人がもっと増える。
お金じゃない。成長じゃない。
消耗した生活や人生を見直す時代に突入したんだと思う。
プア充という言葉に批判や否定もあるかもしれない。
貧乏でひもじい。
つまんなくて、刺激がない成長もしない、味気ないような生活。
修行僧みたいに欲を抑えつけた生活を意味しない。
ただ身の丈にあった無理のない範囲で。
ではでは
ちゃおちゃお🐾