ベラ・レンツィ愛して殺した男35人分 棺と死体を眺めて楽しむ女

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読んでほしい人
▷ゾッとする話、グロイ話が好きな人
▷独占欲が強い人

ベラ・レンツィ

どんな人生だったんでしょうか?

1903年ごろ
東ヨーロッパのルーマニア ブカレスト
裕福な家庭に生まれたベラ・レンツィ
ベラ・レンツィは早熟、他と比べて人並み以上の身体、そして端正で美しい容姿。
まさに男性をメロメロにしてしまう娘でした。
12~13歳で恋人を作り、家を出て一緒に暮らし始める。

12歳って小中学生ですよw

その恋人に飽きると家に戻る、そしてまた別の恋人をつくり家出する。
その繰り返しを続けていく。
色んな意味でなにかヤラカシソウな臭いでプンプンです。

ベラ・レンツィwikiでもなかなか出てこない恋愛の日々

そんな自由奔放で激しい恋愛にピリオドを打ちたいのか?
ベラ・レンツィは年上の実業家と結婚
息子も一人生まれた。
おめでとう!これからやっと一人の男性と楽しく幸せに…とか思ってたらどうやら違うよう。

夫はいつの間にか姿を見せなくなってしまう。
何度見ても子供とベラ・レンツィだけしかその家にいない。
新婚早々おかしいな…。不思議に思った近所の主婦がベラに聞いた。

主婦:「ご主人最近見ないわね?何かあったの?」
ベラ・レンツィ:夫には愛人がいて、一緒に外国にいってしまったのよ]
傷心してもの悲しげなベラ・レンツィがそこにいた。
そりゃ凹むよね。新婚生活楽しいし、子どももできたのに。

ベラ・レンツィはもともと派手で締まりのない怠惰な生活をしていた。
でもその主婦や隣近所も同情してそう思った。
しばらくして外国から死亡通知が届いたと近所の人にベラ・レンツィは告げた。

夫に裏切られた可哀想な妻ベラ・レンツィと息子。
やはりショックなのかベラ・レンツィはやカフェに通う。
しばらくし美しい年下の青年と結婚。
よかったね、新しい人生がまた道開くよ!と応援しようと思っていたのに。

4か月後
またその年下の旦那は姿を消す。

再度近所から
主婦:「ご主人最近見ないわね?何かあったの?」
ベラ・レンツィ:「夫は若いしイケメンでモテるの。それに浮気癖がある男でかけおちしたの。別れの手紙も来たのよ」
哀愁帯びた悲しみに暮れたベラ・レンツィがそこにいた。

次々と繰り返し来る恋人たち

3人目の男は 籍を入れずに同棲を始めるが、その男もなくなる
ベラの家は新しい男性が次々とやってきては消えていく。
近所の人もだんだんそれが普通になっていき慣れてしまった。
最初の夫の身元はしっかりしていたが、ほかの男はすべて身元が分からない男だった。
あえてそんな男を選んでいたともとれる。
しっかりした男性よりダメな男性のほうを好いてしまうんでしょうか?
それとも他に理由が…?

ベラ・レンツィには「男好きが激しい女」というイメージとうわさが近所で定着した。
色んな男性が入れ代わり立ち代わり来ても、近所の人も慣れてしまった。
いつものことだよねって。

警察が地下室で見たもの

とうとう34人目の男(旦那さんカウント無しだと32人目)

町の名士で家庭もある、妻もいるし、子供も何人かいる。
そんな男が消えた。もうそりゃ大騒ぎになります。
彼の家族が警察署に捜索願を出した。
そして署にいる全員が出て、捜査対象としてベラ・レンツィが出てくるのはすぐのことだった。
警察官多数がベラ・レンツィの家に押しかけ、家の捜索を開始
そして地下室まで捜索を開始する。
ここで驚愕のモノを見つけてしまう。

それは、変わり果てた男たちが入った35もの棺。

そして収められた男の名前、死亡時の年齢が棺の蓋にそれぞれに書いてあった。
乾燥材や防腐剤を施してた。だけど古いものは劣化し、ミイラ化しているものも。
「まるで昆虫の標本のようだ…」
警察はこれにはさすがに驚いた。

2つの棺は二人の夫
32の棺は付き合っていた男たち
もう一つはベラ・レンツィの息子

そしてベラは逮捕そして連行される。
全員ヒ素で殺害したとの供述。
「男たちが他の女性を抱くのではないかと思うとたまらない」
「息子も別の女に取られてしまうのが怖い」
悪びれもせずに答えたベラ・レンツィ。

さらに警察官を恐怖で驚かせたことが
毎晩地下室に生き、床にある棺それぞれ一つ一つを丁寧にあけ、ロウソクでその死体を照らして見つめる。

死体を見て眺めて楽しんでいた。

そうネクロフィリア(死体愛好症)
けど想いとしてはだれにも取られたくないという独占欲。一生自分のモノにしておきたい
永遠に自分のもの…。

関連書籍☆彡

ベラ・レンツィの生き方から学ぶ

好きな人がずっと自分のことを好きでいてほしいという思いはとっても可愛い自然な気持ちですよね。
他に好きな人が出来るのは嫌だ、ずっと自分を見ていてほしい。そう思う女性は多数いるし、歌でもそんな思いを
多く表現したものはたくさんあります。しかし行き過ぎると想いは人は暴走して止まらなくなりそれは激しすぎる行動に移ることになってしまう。
ベラ・レンツィの場合殺人が良い悪いいうより、好きだから愛してるからという純粋な気持ちと猟奇的な犯罪を犯すのが何とも言えないです。
独占欲が強い…。そう一言で言えたらそれで終わりかもしれない。だけどどうしても自分のモノにしたいって思うと止まらない。けどそれが顕著すぎるとベラ・レンツィみたいになってしまう。
ベラ・レンツィの場合、確かに許されるようなことではないですが、でも皆さんにもありますよね?
自分のモノにだけしておきたいっていう独占欲。
だから皆さんのどこかにもベラ・レンツィに似通った何かがあるかもしれません。

ではでは
ちゃおちゃお

参考文献:惨くて美しい世界の悪女・妖女事典/世界の悪女研究会/永岡書店
悪女たちの残酷市/岳 真也/講談社