森三千代 学生結婚に出産 一夫一妻に反対しモテまくった恋愛冒険家

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読んでほしい人
▷自由奔放な女になりたい
▷結婚しても恋愛がしたい
▷束縛されたくない

森三千代

大学で三角関係か 森三千代

1901生-1977年没

愛媛県宇和島出身
父は国語漢文教師、小さな時から文学的な環境で育ちます

そして東京女子高等師範(今のお茶の水女子大)で学ぶ

森美千代はそのあと詩人 吉田一穂(いっすい)と仲良く交際がスタート
いい交際になるといいですね!
しかしそこに6歳年上の金子光晴という詩人と出会います。そして…

彼の子を身ごもることに。

身ごもったので学校中退と結婚することに。

波乱がいきなり来ましたね。これが森美千代の波乱万丈人生スタートです!

しかし金子は

  • 自由恋愛主義
  •  働かない
  •  借金まみれ
  •  店屋物の支払い踏み倒す
  •  夜逃げ

強烈なキャラクターの夫w
そして三千代は子どもを実家に預け

働くのかな?

とりあえず二人で上海へ旅行。
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オォォォーイ!なぜ行っちゃうんだ笑

ちなみに夫の金子は浮世絵師 小林清親の門下生なので絵がめちゃ上手!
そして現地の法人に絵を売りつけて生活。
その日や生活になんとか食いつなぐ…。

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結婚して不倫に同棲 VIVA自由恋愛

森三千代はなぜか違う人と同棲。
お相手はのちの美術評論家 土方定一

  •  左翼運動家
  •  東大生
  • 端正な容姿

というパーフェクトさ。
夫の金子は自由恋愛主義のくせに森美千代の同棲カチンときて、泣き落としに出ます。

夫の金子:子どもが可哀想だろオォ!

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それは上海に来る前に気づいて欲しかったw

そして三千代も確かに子供がかわいそうねと同意します。ということで、仲直り。
でも本当にこの夫婦日本に戻るんでしょうか?

さらに夫婦仲を深めるため、中国、東南アジア経由でヨーロッパ旅行へ。

子ども可哀想だろオォ!

5年間の無銭旅行
そして夫の金子は使う側
森三千代は稼ぐ側

三千代は大学でもモテてましたが
パリでモテ期が来るんですね!パトロンも登場します
旦那がいるとバレるとパトロンからダッシュで森美千代は逃げます。

そンな状況下でなぜか夫の金子から離婚しようと提案が。

ベルギーのアントワープにいる貿易商を営む宮田耕三を頼りにしてました。
有名な画家も自宅に居候させるくらいな人。

そんな宮田に森三千代は気に入られてます。しかし宮田を振り、一人で日本に帰国します。

森美千代は子育てやっとするのかな?

帰国して中国籍軍人や作家 武田麟太郎と恋仲になったりならなかったり
そしてそんな生活を『巴里の宿』という作品にして小説家として成功していきます。

おーい、子ども可哀想だろオォ!

森三千代 は一夫一妻に共感できず、結婚しても自由であることを求め体現していきます。

夫の金子への憎悪も爆発。
金子 は見てきた通り、ダメっぷりですが男性としては素敵なんですね。
ダメ男にはまる先駆けなんでしょうか。20180204142052

戦争が始まり、森三千代は金子とヨリを戻し、山中湖畔のバンガローに親子で疎開。

やっと家族らしくなったね。
そして荒地を耕し野菜を育てて自給自足。

反戦主義の二人そこは同じ。
むしろそこくらいしか共通点がない。
息子の徴兵免除に向け、彼を喘息患者に仕立てたとのこと。
金子は反戦詩人として高い評価を得ます。

この夫婦が野菜育ててる想像が全く出来ないw

森三千代と夫金子 離婚と再婚 腐れ縁

夫の金子が売れ始めると、また森美千代との生活が悪化していきます。

昭和28年 52歳 夫の金子は大川内令子と結婚
なのに9カ月後
またなぜか三千代と再婚

金子よく分からん男だな…。
そしてまた令子と同棲そして勝手に三千代も知らない間に協議離婚届を出してます。
森三千代64歳の時に やっと二人の関係に蹴りがつきました。

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昭和34年 『去年の春』三千代は夫との関係をかいた作品出版。

そして金子と死別

彼女も76歳で死去
関連書籍☆彡

森三千代から学ぶ生き方とは?

森三千代は一生涯1人の男性と離婚と結婚を繰り返す人生でした。
しかも読んでいる限り、養ってくれるような男性でもないし、ダメ男という押印があるような男性です。そのため森三千代自身が働き生活費を稼ぐようになります。森三千代は大学の時もそうですが、モテました。なのになぜこの人を夫にしたのか…?

でももし森三千代が名家に嫁いでいたらこんなにも奔放に色んな所に出かけて生きていくこともなく、作品も生まれなかったと思います。むしろ森三千代自身独立していたからこそ、稼いだからこそ、対等に主張して自由に束縛のない恋愛をして、生きていこうとしたのかもしれません。

もし今、結婚や夫婦生活に不満や思い通りにいかないこと、経済的にも息詰まり、夫にもっと稼いで欲しいなぁとか思ってる人…。

この人見てたら自分で働いて稼いでしまえば、言いたいことも言えるし、むしろ主導権を握れるんだなって感じられると思います笑!

明治や大正などの人物を見てると「ダメだろ!しっかりしなよ!」ってツッコミたくなる人は小説に文学になり退廃的な作品を世に送り出しています。その生活と性格も極めれば芸術と文学になるというミラクル連発の時代に感じてしまいます!

ではでは
ちゃおちゃお

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参考文献:人妻魂/嵐山光三郎/マガジンハウス

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