お市の方 2回の夫の自害と落城 戦国時代のカリスマ織田信長の妹

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どうもそんべんです(*’ω’*)
とうとう梅雨入り…。洗濯物が乾かなくて困ってしまう時期に突入です。
そんな雨にも負けずさっそく紹介します。

お市の方

1547年生-1583年没

作品
『功名が辻』

『寧々〜おんな太閤記〜』

尾張 織田信秀の娘として誕生
信長の二番目の妹(従姉妹節あり)

1551年 4歳の時に父織田信秀死去
その後は織田家を兄信長が継いで大黒柱に

信長の顔を見ても、お市の方を見てもですけど
目鼻立ち綺麗すぎじゃないですか!(*’ω’*)

そうなんです。
織田家は代々美形が生まれるんですよね。
そして姉のお犬も超美人だったらしいです。
お市の方は現代でも名が残るほどの美女。
戦国一の美女だったらしく。

でもこの時代は姫が美人かはそこまで重要ではないとのことです。
えー!そーなの!?美貌もっと生かせないのか|д゚)
残念ながら現在残ってる信長の肖像画は
江戸時代に想像で描かれたもの

このめちゃ有名な信長像も想像…。

実際、親族が見ても似ていたのはこの肖像画とのこと

めちゃカッコイイ!俺に付いて来い感と大物感出てますね(^^♪

尾張 織田信秀の娘として生まれた美女

上洛目指す兄の信長
その上洛には滋賀県を通らねばなりません。
通り道にある近江小谷城
城主の浅井長政

争いを避けるためにもこれは何が何でも結婚して浅井家に攻められないようにしたい!
そしてお年頃になりお市の方は政略結婚します。

女性は男の当主の言いなりだったとされてる。
逆らえないよね…。
しかし研究では当主でも無理矢理嫁がせることはNGだったらしいとのこと。
一応発言権はあったようです。

お市の方自身も
織田一族の一員としての使命感めちゃ感じたのでしょう。
戦国の姫にとって、他の国へ嫁ぐことは名誉なことだったんですね。
今と考えがかなり違いますね…!

1568年浅井長政と結婚
長政20歳 お市18歳
お市は恐らく20代だったかもしれません。
武家の初婚平均年齢は13〜14歳
かなり晩婚か
再婚の可能性もあるとのこと

美男美女カップル
更に仲良し夫婦です
羨ましい(^^♪

戦国大名の女性は実家と嫁ぎ先とを結ぶ
いわば外交官の役割が強いです。
更にその結びつきを強くするためには
子どもを産む!

子ども生まれて更に結びつき強くなる。
浅井長政との間に男2人、娘三人もうけており
男子1人は側室の子?
長男 万福丸、次男万寿丸
長女 茶々/淀殿 次女 お初、三女お江
http://historytherapist.com/yodogimi-hideyoshi/

政略結婚ですが実は
浅井家にスパイとして送り込んだのでは説もあるんですね。
ス、スパイだってー!?

のちに兄の信長と朝倉義景の対立から戦いが勃発するんですね。

夫の浅井長政と兄の対立

1570年 27歳 夫の浅井長政は兄の信長を背後から襲おうしてる
朝倉義景と同盟関係の夫の浅井長政。
出兵して兄の織田信長を挟み撃ちに…。
お市の方は知ってしまう。

なんとかしなきゃ!
お市の方は小豆を入れた袋の両端を縛り、兄の信長に届けさせ
その計画を教えたとされる。

でも本当にお市がしたのか…? とのこと。
まあでもその当時は実家の手助けするのは
戦国時代の女性の役目
というやはり少し感覚が違いますね。

私だったらまず小豆送られた時点で、食べ始めてますけど笑!!!!!!

1573年 26歳小谷城が兄の織田信長に攻め込まれる。
夫の浅井長政は攻め込まれ切腹。

夫の浅井長政はお市の方と子供たちに生き延びてほしいので
城の外へ出す。
落城の時は妻と娘は実家に帰るのが普通だったらしい。
お市の方は兄の信長の元へ戻る。

助けて、兄上‼

信長から命を受け、お市の方と子供たちの世話するようになったのは
夫の浅井長政を死に追いやった豊臣秀吉。

秀吉はお市の方が大好きでした。
でも妻ねねがいる。
なので恋してても現実はムリ。

織田信長に他の家に嫁いでというリクエストあっても断ってるお市の方。
戦国時代はもしかして城主絶対というわけではないのかも。

あとこの時代の再婚感覚何ですが
夫と生家が対立。
そんな時は奥さんは子供を連れて実家に帰ることは堂々と出来たとのこと。
宣教師フロイスは
「日本で離婚は夫人にとって恥ではない、再婚割とあっさり出来たよ」的なことを書いてます。

柴田勝家との再婚

そして頼りにしていた兄の信長
1582年 35歳本能寺の変で襲われて自害します。

信長の次男 信雄(のぶかつ)があんまりデキル奴ではない
ならば…!賢い三男信孝を!と
信孝を推すものが現れる

その仲介で
信長第一の重臣 柴田勝家と再婚
三人の娘も連れて越前(福井県)北ノ庄城へGO☆
織田家再興を‼と心にメラメラ復讐心が。

お市の方36歳
柴田勝家60歳

この時柴田勝家と豊臣秀吉は対立
この結婚、一説によると豊臣秀吉から逃げるのが目的だとか。
豊臣秀吉はお市の方に惹かれてます。

お市の方は小谷城落城で長男を処刑されたことを憎んでました。
夫の浅井長政攻めの最大の功労者、豊臣秀吉。
なので秀吉の手の出しにくい柴田勝家を選んだとのこと。
怨念って深いですね。

でも秀吉に攻め込まれたとき、生涯に終わりを告げた。
覚悟を決めたのかも。

また落城
この時織田家に戻らない。

実家もない。
そう決意したのかも。

ともに死ぬことを選びます。
夫の柴田勝家と自害

この世の無常を感じていたのですね
この頃から落城の時は妻も共に死ぬこと。
これが異例ではなく、慣例となる…。
なんという習慣何でしょうか…。

秀吉に屈するの拒む
でも娘三人を大嫌いな豊臣秀吉に託すから意外と図太いお市の方。
浅井家の血を残してほしい。
その一心からでした。

辞世を読む

さらぬだに うち寝る程も 夏のやつ夜の
別れをさそふ ほととぎすかな

関連書籍☆彡

読んでほしい人 ▷母として子どもに尽くしたい ▷妻として夫を支えたい 前田利家の妻、まつ 1547年 父  篠原...
お市の方の生き方から学ぶ

結婚って、夫婦って、なんだろう。お市の方を見ているとそう感じてしまう。
政略結婚で夫として浅井長政と生活し始めて愛が芽生えます。
昔は今みたいに好きな人と結婚できるかというと今ほどの自由さはなかったのかも。
むしろ結婚してから相手のことを知る感じ。
えー!?そんなので夫婦生活できるの?相手嫌ならどうするの?
と突っ込みたくなるのは私だけしょうか?
でも今みたいに個人間での結婚が普通になるのはずっとずっと後。
仲睦まじくなったところで、生きていた世は戦国時代。
息子は殺害される。
夫は攻められてそこで自害。
更に再婚しても、そこでも夫が攻められる。
なかなか現代の私たちには想像だにしないことが…。
気も休まらなかっただろうし、自分の努力だけではどうしようもない。
今の私たちなら結婚や再婚そして自分の人生は努力でなんとかしようと思えば
出来ますよね。
戦国時代って女性には不可抗力なところも。私ならめげてそうですけど。
みなさんが戦国時代に生きてたら、夫とどんな風に生き抜きますか?
ではでは
ちゃおちゃお🐾

参考文献:戦国美麗 乱世を彩った美女と/php研究所
乙女の日本史/堀江広樹•滝乃みわこ/KADOKAWA
世界の「美女と悪女」がよくわかる本 /島崎晋/php文庫
乙女でだとる日本史/山名美和子/だいわ文庫